「中村このみ ピアノリサイタル ー祈りと情熱のあいだにー」が、
3月15日(日)@カワイ仙台 ヴェルデ 3月20日(金祝)@音降りそそぐ武蔵ホール
両日程とも終演し、約120名のお客様にご来場いただきました🌸
お聴きいただいた皆さま、ご協力いただきました多くの皆さまに、改めて心よりお礼申し上げます。
ソロリサイタルの開催は4年ぶりとなりました。
院卒業後、社会人になってから5年間通い続けた、国立音楽大学ディプロマコース修了のタイミングに合わせて、そして20代最後の年に、自分ができることを形にしようという思いで、このリサイタルに臨みました。
4年前とは全く違う状況の中、いかに効果的な練習をするか、特にこの1年は自分との闘いだったように感じます。そんな中、音楽のすばらしさに何度救われたかわかりません。

今回のプログラムは、私が純粋に多くの方に知っていただきたい作品を取り上げ、想いを持ってプログラミングしました。
【祈り】—これは、今回のテーマの一つですが、それを考えるきっかけになったのは、様々な宗教観との出会いからです。この4年、気づけば海外の様々な国に行き、様々な国籍の方と仕事をし、多くの方に出会い、その根底に各々が大事にしている宗教観があることに改めて気づきました。
そして、そこには必ずと言っていいほど【祈り】がありました。
クラシック音楽が生まれた原点に立ち返ろうとの思いで、冒頭はバッハの「主よ人の望みの喜びよ」(プロテスタント)、アンコールはシューマン=リストの「献呈」を選び、最後をアヴェマリア(カトリック)で締めました。


【情熱】ーこれは今回のもう一つのテーマです。
音楽には、時代や宗教や国を超えて、多くの人を巻き込み共感させられる力があり、その源となるのは「感情」だと感じています。そしてその感情が揺さぶられるのは、何かに対して本気で取り組む【情熱】があったときだろうなと。今の私自身にも重ね合わせながら、作曲家たちが様々な境遇にありながらも紡ぎだしてきた、晩年の作品を中心に取り上げました。
特に、ショパンのピアノソナタ第3番は私にとって、大きな存在でした。
いつの頃からか「この作品は必ず弾く」と決めていて、自分がピアノに向かうための道しるべだったようにも思います。

以前のリサイタルのブログにも書きましたが、今回も「あの瞬間」に出会いました。
「あの瞬間」 | NAKAMURA KONOMI Official Website
演奏していると、何かとつながるような、あの瞬間。
あれを味わってしまったから、きっとこれからもまた「あの瞬間」を求めて走り続けるのだと思います。
また皆さまと音楽を共有できる日を目指して、精進していきます。
本当にありがとうございました!


